うささんの日記であった
SSに反応しちゃうあさひさんです。
「COOL EDITION」 =saki's view=「おっ、将来ちゃん、知っていたかー?」
ある日曜日のお昼前、偶然、駅前で出会った苺ちゃんに声を掛けられた。
「…え、は?」
久々に会う苺ちゃんは相変わらずのテンション。。。しかも、開口一番、知っている?と聞かれても…、さぁは困るわけで。
「そのだな、いちごちゃん、見ちゃったのだ!瑠巳佳ちゃんが弥水ちゃんと昨日の夜、仲良く、お食事をしているのを!!」
………
「将来ちゃん、コレを見るのだ!!」
苺ちゃんが
携帯電話を
取り出して、さぁに見せたのは2人で仲良く食事をしているところだった。
……………
極力、怒りを表情に出さないように、出さないように、笑顔で苺ちゃんに返す。
「苺ちゃん、ありがとう。でも、アタシ、そんなことでるーに嫉妬しないよ?」
一言だけ、言い放ち、丁度、バスの発車時刻だったので、それに飛び乗る。
偶然とは重なるもので、家に戻る途中の帰り道、るーからメールが届いた。
「差出人:るー
件名:見つけたよ!
さっちゃんの大好きなあの
キャラクターの
限定版を見つけたから、今度、渡すね(^▽^)」
アタシは一言だけ、返す。
「件名:RE:見つけたよ!
るー、今、弥水ちゃんと一緒でしょ」
数分後、携帯電話の着信音が鳴った。
「はい、もしもし」
「さ、さっちゃん、あのね、これは…」
「…」
「瑠巳佳ちゃーん、今晩、何を
食べるー?」
「…ちょっと、弥水ちゃん、今、さっちゃんに電話中なんだけど…」
「…」
「そ、それでね、さ…」
躊躇いも無く、さぁは電源ボタンを押し、通話を切った。
そりゃ、さぁもいちいち、こんなことで怒るなんて、大人気無いな、っていつも反省するんだけど。
それでも、やっぱ、るーがさぁの知らないところでこんなことをしているというのが許せなくて。
着信履歴を確認して、るーにもう1度、電話をする。
「さ、さっちゃん!!先刻はね…」
「るー、今度の祝日、弥水ちゃんと一緒に11時、駅前の噴水まで来てね」
要件を簡潔に告げ、さぁは次の祝日が来るのを待った。
その祝日が来た。
あれから、るーから謝りのメールがずっと届いていたけど、さぁはずっと、無視していた。
「さ。さっちゃん…」
「弥水ちゃん、久しぶり♪」
「将来ちゃん、久しぶりなのー」
るーは泣きそうな顔で、さぁを見ているけど、さぁはそれを無視する。
そんな事情を知らない弥水ちゃんは物珍しい蝶々を見つけたのか、それに夢中だ。
「人前で喧嘩するのは恥ずかしいし、丁度、お昼時だから、ファミレスに行かない?」
ランチを頼んで、食後の
コーヒーを飲む。
本当は砂糖を入れたいけど、今はそういう気分じゃないから、
ブラックコーヒーにした。
るーは胃に何も入らないみたいで、シーフード
サラダとオレンジジュースだけを頼んでいた。
弥水ちゃんはさぁと同じランチを頼んで、ポタージュスープに苦戦している。
るーはキチンと、さぁにこの経緯を説明してくれれば良いんだけど…。
下手に隠そうとするから、さぁは余計に怒っている、って気付いているのかなあ。
何かを決心したのか、るーが話し出す。
「よし、じゃあ改めてあたしとさっちゃんで弥水ちゃんのところに泊まりに行こう!」
いきなり、何を言い出すのかと思ったら、さぁは絶句してしまった。
「はぁ?」
飲んでいたコーヒーが咽喉に詰まりそうになった。
「いいよね?」
こういう時のるーは有無を言わせない。
絶句しているさぁ後目に、るーは弥水ちゃんを見る。
「あつっ、え、あ、うん」
状況がうまく飲み込めない弥水ちゃん。
「ちょっと、今はそういう話じゃなくて…」
さぁも状況がうまく飲み込めない。そんな尻目にるーは勝手に話を進める。
「え、別にさっちゃん来なくてもいいけど、あたしと弥水ちゃん、また二人っきりだよ?」
そう言われると、また、誰かに知らされて、今日みたいなことになる…。
「行く!」
もはや、条件反射的に答えてしまった。
「じゃあ決まり〜」
やっと、るーに笑顔が戻ってきた。その顔を見て、さぁは負けてしまった。
「……まあ、いいか」
「じゃあ、いつ、弥水ちゃんの家にお泊まりしよっか??」
何のために、さぁは2人をこの場に呼んだのか分からなくなったけど、楽しい方向になったから、良いってことにしよう。
…そして、もう少し、さぁは大人になろう。
posted by あさひ かな at 19:29|
日記
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